知人が使用していたグラフィックボード付きのノートPCを、譲ってもらいました。現在使用しているノートPCの負荷が大きくなってきたこと、Win10のサポートが終わることで、買い替え時が丁度来ていました。そんな時に、要らなくなるので「要る?」と言う話を頂いたので、延命処置として譲ってもらったPCに乗り換えることにしました。
スペック確認

貰った状態のスペックを確認しておきます。
型式
Lenovo ideapad L340 15IRH gaming
CPU
Intel(R) Core(TM) i5-9300H
2.4GHz 4core
今まで使っていたのが、第7世代だったので2世代新しくなりました。
メモリ
8.0GB
8.0GBであれば、ブラウザアプリやオフィス系のアプリは問題なく使えそうです。
ストレージ(ディスク)
1TB HDD
経験上、HDDをSSDに換装しないとダメなはずです。
グラフィックボード
NVIDIA
GeForce GTX 1050
Win11
セットアップしていると、Win11にアップグレードできるとのインフォメーションが出てきたので、Win11にアップグレードしました。
インプレ
セットアップを完了させて、インターネットを見てみました。激重です。
HDDの稼働率が原因だと思いますが、アプリケーションの立ち上がりが「平成初期のPCかっ!」てくらいに遅いです。当然、PC自体の起動(OSの立ち上がり)も遅いです。なんなら、今使っているノートPCの方が快適です。
CPU使用率

使用率は多いときで20%位です。余裕ある様に見えます。
メモリ

メモリの利用率は、50%で頭打ちになっています。HDDの使用率が100%になっているので、メモリは余裕があって待機している状態なのかもしれません。
ディスク

使用率が100%です。HDDがボトルネックになっているようです。
作業
メモリカード交換、SSD化の順に進めていきます。まずは、カバーの外し方、共通作業部分です。
SSDは必須です。アップグレードの作業は、使い始めたら面倒になってやらなくなる可能性が高いので、メモリカードも交換します。
カバーの外し方
メーカーマニュアル
15インチモデルと17インチモデルでねじの本数が違うようです。
15インチモデル

M2.5 × 7 11本
17インチモデル

M2.5 × 7 13本
カバーを外す(爪の位置)

爪を外す
本体側のケースと裏蓋カバーの接続は、ねじと爪で固定されています。
クレジットカードなどの薄くて固いものを使って、隙間を広げながら爪を外していきます。ゆっくり時間をかけてやると良いです。精密ドライバーなどの金属だと傷が付きやすいので、樹脂製のものがよいです。内張はがしが使えそうです。
メモリカード交換

失敗時に対処できるようにする為、効果が分かるようにする為に、作業を順番に行っていきます。手間が簡単なメモリ交換からやっていきます。触らせたくないのか何なのか目的は分かりませんが、金属のカバーが付いています。マニュアルにも記載がありません。が、快適に使用する為に交換します。
購入パーツ
安定安心のTranscend(トランセンド)を買いたかったのですが、予算の関係でこちらにしました。写真を撮るのを忘れてしまいました。
実作業
裏蓋カバーを開いて確認するとカードを増設する空きスロットは無く、今挿さっているメモリカードを抜いて新しいメモリカードを挿し直す、交換する形になります。
裏蓋カバーを開くと、、、メモリが挿さっているところに個別のカバーが付いています。ねじによる固定はされてなく、引っかかっているだけです。

カバーを外すとメモリが見えます。

爪が引っかかっているので、爪を外しながらメモリカードを抜いて、新しいメモリカードを挿します。
交換後の確認・インプレ

メモリ容量が8.0GBから16GBに増えているのが確認できました。
データを見てみると、メモリの使用率が若干アップして、100%だったディスク(SSDとなっていますがHDDです)の使用状況が波が付くようになりました。ディスクのデータを取るのを忘れてしまいました。
使用感は、「起動時間が少しだけ短くなって、気持ち使えるようになった?」という感じです。
SSD化

データを丸ごとコピーする、クローンディスク(クローンデータ)を作成します。クローンディスク作成の方法は、幾つかあります。購入パーツはふたつあります。
購入パーツ その1
安定安心のTranscend(トランセンド)を買いたかったのですが、熟考に熟考に重ねた結果こちらにしました。(財布と相談しただけ。)
商品欄に「SSD 3D NAND」と書かれいる超格安品SSDを、データストレージ用として使っていますが不満があります。データこそ消えていませんが、消えてもおかしくないくらい動作が不安定なときがります。メインストレージにはオススメしません。
購入パーツ その2
新しく買ったSSDをPCと繋ぐためのケースを購入します。作業を簡単に済ませたい場合は、ネットショップで「hdd クローン ディスク」で検索してみて下さい。
クローンディスク(使用ソフト)
購入したSSDにHDDのデータをまるごとコピーして、クローンディスクを作ります。
今回使用したアプリは、 Macrium Reflect Free 8 です。30日間無料トライアル版で行います。アプリケーションをダウンロードしたら、念の為、換装まで一気にやってください。使い方については、別途書くかもしれません。
Macrium Reflectの使い方参考サイト
(少し古い記事なので現状に合わせて考えて判断する必要があります。)
実作業

SSDのクローンディスク化が完了したら、HDDと交換します。裏蓋カバーを外します。
HDDを固定しているブラケットがねじで固定(赤丸で印した箇所)されています。紛失、脱落しないように丁寧に外します。ピンクの四角枠の部分がコネクタです。ねじを外したら左のほうに抜きます。
ブラケットをSSDに付け替えて、コネクタを挿して、ねじを固定すれば完了です。
交換後の確認・インプレ1
裏蓋カバーを仮付けして、問題なく起動したのを確認できました。動作もスムーズになっています。

認識が、インテルのHDDからSPCCのSSDになっているのがわかります。動作は、かなり快適です。前のPCでもそれほど不満なく使えていましたが、高解像度のデータであっても動画編集ソフトがスムーズに動きます。

メモリカードの使用率もアップしています。11.4GBを記録しているので、メモリカードも交換して正解でした。
交換後の確認・インプレ2
これは標準設定の話ですが、負荷が大きくなるとファンの音がかなり大きいです。
パーツ選びのポイントなど
詳しくはありませんが、パーツの選び方について、私なりの考え方などを書いておきます。
作業動画
交換作業を動画にしてみました。
メモリカード
メモリカードの主な注意事項は以下の3点です。
- デスクトップPC用かノートPC用か
- 使える型式は1種類
- メーカーの差がある(らしい)
デスクトップPC用かノートPC用か
デスクトップPC用とノートPC用では、同じ型式であってもサイズが違うので注意が必要です。
使える型式は1種類
DDR3だったり、DDR4だったりの文字と、その後に続く数字で成り立っています。この型式は、メモリ容量に関係なく共通です。
今回でいえば、交換前のメモリも交換後のメモリも「DDR4-3200」です。
メーカーの差がある(らしい)
同じ型式、同じ容量のメモリであっても、性能が変わるらしいです。それは、チップ設計の違いが、影響するとのことです。今まで不良品位当たったことありませんが、不良率、故障も違うという話も見聞きします。
ディスク
SSDについては、以下の2点です。
- メーカーによる差がある
- HDDとSSDの故障について
メーカーによる差がある
メーカーによって、速度が違うようです。公表しているスペックの速度が、実装では出なかったり、想定よりも早い時期に故障したりするようです。
HDDとSSDの違い
HDDの方が耐久性があります。全く同じ環境、同じ負荷をかけて使用した場合、SSDの方が先に壊れます。速度は圧倒的にSSDが良いので、選択肢はSSD一択ですが、長く使用するのであれば注意が必要です。
問い合わせに対応しています
分からないことなどがあれば、問い合わせやコメント(記事の最後にあります)に連絡くだされば、可能な範囲で対応します。専門家ではなので、分かる範囲での回答になることご了承ください。












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